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バドワイザー、37年で初めてスーパーボウルCM見送り。ワクチンの啓発活動支援

米大手ビールメーカーのアンハイザー・ブッシュ(Anheuser-Busch)は25日、第55回スーパーボウルでバドワイザーのCMを見送ると発表した。同ブランドのCMがオンエアされないのは、1983年にスーパーボウルで広告を開始して以来初めて。
広告費用の一部は、広告協議会と協力し、新型コロナウイルスのワクチンの啓発活動に充てる。

マーケティング部門のMonica Rustgi副社長は声明で、「パンデミックで大きな被害を受けた飲食店に人々を呼び戻すため、新型コロナウイルスのワクチンの重要な啓発を支援する活動に加わる」と語っている。
「数百万ドル分」の広告費用を、広告協議会と健康や教育、経済活動の専門家団体「COVID Collaborative」に寄付し、年間を通じてワクチンの啓蒙キャンペーンを展開する。

2月7日の試合当日は、女優のラシダ・ジョーンズ氏をナレーターに器用した90秒間のワクチンの広告「Bigger Picture」をオンエアする。
またバドライトや、バドライトセルツァーレモネード、ミケロブウルトラ、ステラアルトワなど他のブランドのCMについては、合わせて4分間放送する。

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なお2018年のスーパーボウルでは、バドワイザーは“水”をPRし、話題となった。CMは、ハリーケーンや山火事などの自然災害に見舞われた被災地に、支援物資として飲料水を送ったエピソードを元に作られた。

2017年には、ドイツ移民の創業者アドルファス・ブッシュ氏を彷彿とさせるCMを放映。トランプ政権の誕生で、移民問題に揺れる米国で物議を醸した。

ペプシコなど大手がCM見送り

AP通信によるとペプシコは今年、ハーフタイムショーに注力するため、ペプシのCMを放送しないと発表した。またコークやヒュンダイ、アウディ、アボカト・フロム・メキシコなどの常連企業が広告を見送る。

スーパーボウルの広告枠は、30秒間で推定550万ドル(約5.7億円)と言われている。今年の広告出稿を見送ったコカ・コーラ社は、売上の半分がスタジアムや映画館での販売で占められており、新型コロナウイルスの大きな影響を受けた。12月にはレイオフを発表している。

バージニア大学ダーデンスクールオブビジネスのKimberly Whitler助教授は、多くの企業がCMを見送ったのは驚くべきことではないとUSA TODAYに語っている。
大統領選やコロナなどの出来事が、財政面や打ち出すメッセージに関して、「異常な程の不確実性」を生み出したと指摘。適切なトーンの広告を打つことは「危険な綱渡り」であり、外した場合には大炎上する可能性があり「ただリスクは大きい」と述べた。

一方で広告デビューを果たす企業も多い。TikTokの競合のTriller(トリラー)や、フリーランスのマーケットプレイスFiverr(ファイバー)、車販売サイトVroom(ブルーム)、ニューヨーク証券取引所に新規株式公開したフードデリバリーサービスのDoorDash(ドアダッシュ)などが初めてCMをオンエアする。

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