トランススターを起用、ビールのキャンペーンに保守派が反発

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ディラン・マルヴェイニー
Ovidiu Hrubaru / Shutterstock

トランスジェンダーのインフルエンサー、ディラン・マルヴェイニー(Dylan Mulvaney)(26)が「バドライト」のキャンペーンモデルに起用されたことを巡り、保守派から反発の声が上がっている。

マルヴェイニーは1日、自身のインスタグラムを更新し、「ハッピー・マーチ・マッドネス!!」と全米大学競技協会のバスケットボール・トーナメントの開催を祝いつつ、バドライトをPRした。

ディラン・マルヴェイニーとは

トランスジェンダーの女優でコンテンツクリエイター、アクティビスト、コメディアンなど幅広い分野で活躍するインフルエンサー。

シンシナティ音楽院を卒業後、ブロードウェイミュージカル「ブック・オブ・モルモン」にエルダー・ホワイト役で出演していた。トランジションの過程を記録したコンテンツ「365 Days of Girlhood」は昨年、10億回以上再生され、「TikTokトレイルブレイザー賞」を受賞した。フォロワー数は1,200万人以上にのぼる。

昨年10月には、ホワイトハウスでバイデン大統領と面会し、トランスジェンダーのヘルスケアの権利などについて対談を行った。最近では、ケイトスペードのキャンペーンモデルにも登場するなど、注目が高まっている。

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保守派が反発

マルヴェイニーの起用について、ブランドに賞賛の声が上がる一方で、保守派からは不満を示す声が上がっている。

コメンテーターのジョン・カーディロ氏は、「バドライトは、少女のように着飾った成人男性を新たなスポークスパーソンに起用するのが良いアイデアだと思ったのか?ウォークなクリエイティブチームに耳を傾けるのをやめ、消費者層と繋がるべき」とツイート。

ロビー・スターバック監督は「保守系の家庭に対するバドライトのメッセージはこれ、あなたたちが大事だとする価値観とともに男女を抹消することを推奨し、それらを祝う。彼らは完全にウォークとなった。それにお金を使いますか?」とボイコットを呼びかけた。

ほかにも「これ、エイプリルフールのジョーク?このビールを消費する人々のデモグラフィックを考えると酷いマーケティング」などのコメントが投稿されている。