ホームニュースエンターテイメント引退表明のブルース・ウィリ...

引退表明のブルース・ウィリス 2020年から撮影困難、関係者

突如、俳優業からの引退を表明したブルース・ウィリス(67)。数年前から撮影に困難をかかえるようになり、替え玉の役者を使用したり、出演時間を短縮したりするなどの対応を余儀なくされたことがあったという。PageSixが伝えた。

家族は連名で30日、「ブルースは健康上の問題をいくつか抱えており、最近になって認知能力に影響を与える失語症と診断された」と説明。「彼にとって非常に大きな意味を持つキャリアから身を引く」と発表した。

情報筋によると、ブルース・ウィルスは2020年に4作品(「American Siege」「Survive the Game」「Cosmic Sin」「Hard Kill」)の撮影を行ったが、すでに「認知上の問題」を抱えており、キャストやスタッフらもこれを認識していたという。この頃、家族が介護するためにブルース・ウィルスの自宅に引っ越したという。

撮影現場では、イヤホンをつけ、スタッフがセリフ伝えていたという。「アクションシーンだけでなく、スクリーンタイムを最大化する」ために、替え玉の役者が使用されたこともあった。

情報筋はさらに、問題が原因で、出演時間が「短縮」された作品が少なくとも一つあったと説明。この作品の撮影日数は、わずか3日間だったという。

制作を円滑に進めるため、自宅近くで撮影が行われた作品もあり、「トラブルを抱えているのは極めて明白となり、彼はもう演技することができなくなっていた」と明かした。

同サイトによると、兼ねてからメディアやオンラインでは、ブルース・ウィリスがある種の認知症を患っているという噂が広がっていた。

なお2015年に「ミザリー」でブロードウェイデビューを果たした際、イヤホンを装着して出演していたが、関係者は当時「台本が変更となり、ナーバスになっている」と理由を説明していた。

米国では昨年、8本のブルース・ウィリス出演作品が公開された。このうちの「Out of Death」は、批評家サイトRotten Tomatoesでゼロ評価となるなど、評判が芳しくないものが多く、今年の「ラジー賞」では、ブルース・ウィリスのために特別部門が設けられたほどだった。

既に「フォートレス 3」など4作品が撮影を終えており、今後公開される予定だという。

引退は妻エマ・ヘミングと元妻のデミ・ムーアのほか、5人の子供たち、ルーマー(33)、スカウト(30)、タルーラ(28)、メイベル(9)、エブリン(7)の名前で発表された。

声明では、現在家族全員でブルース・ウィリスのサポートを続けており、「ファンにも加わって欲しかった」と病気の公表に踏み切った理由を説明。「私たちは、あなた方が彼を思うのと同じように、彼がどれほどファンを大切に思っているかを知っているからだ」と述べた。ブルースのモットーは「大いに楽しもう」であり「私たちもこれに従うつもりです」と締めくくった。

TOP STORIES