「喋るな。国へ帰れ」アジア人女性に平手打ちの女、ヘイトクライムで逮捕

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ニューヨーク市警察(NYPD)は20日、アジア人女性に差別的な発言をした上、暴行した女をヘイトクライムで逮捕した。

事件は7日午後7時半ごろ、ロウアーマンハッタンのチャイナタウン近く(GrandとForsytheストリート)で起きた。アイスクリーム店の店先で、友人と中国語で話していた25歳の女性に、容疑者の女が近づき「喋るな。黙れ。元来た場所に帰れ。自分の国に帰れ」と侮蔑的な発言をし、女性の顔を平手打ちした。NYPDが公開した動画には、女が暴行する様子が撮影されている。

逮捕されたのは、ブルックリン在住のシャイアン・テイラー(Cheyanne Taylor)容疑者(29)。テイラー容疑者は21日、ヘイトクライムとしての悪質な嫌がらせで起訴された。

パンデミック以降、アジア人に対するヘイトクライムが増加している。ニューヨーク市警察は19日、5人の地域指導者から構成する民間のパネルが、ヘイトクライムの可能性がある事件の捜査を支援すると発表した

新設した「NYPDヘイトクライムレビューパネル」では、被害者の実際の人種と、認識された人種、出身国、民族、宗教、障がい、性的指向がヘイトクライムの可能性の動機となったかについて様々な状況を元に分析を行う。

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