ブロードウェイミュージカル、年内の公演中止。新型コロナ影響

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ブロードウェイリーグは29日、新型コロナウイルスの影響により、2020年末までの全公演を中止すると発表した。閉鎖は少なくとも1月初旬まで続く予定で、具体的な再開日については決定していない。購入済みのチケットは、払い戻しまたは交換に応じる。

同団体のトーマス・シューマッハー(Thomas Schumacher)会長は、「我々のコミュニティメンバーは、ライブ体験が持つ変革の力を通じ、観客をインスパイアする物語を分かち合う仕事に戻りたいと強く願っている。」と語った。その一方、キャストやクルー、オーケストラ、観客の安全を最優先させ、安全性が確立された時点で再開するとしている。

ブロードウェイの劇場は、ニューヨーク州のクオモ知事が500人以上の集会を禁止した3月12日より、閉鎖が続いている。ブロードウェイリーグは先月、夏季公演を中止し、9月6日までの閉鎖期間延長を発表していた。
この間、ディズニーの「アナと雪の女王」(Frozen)やリバイバル劇「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない」(Who’s Afraid of Virginia Woolf?)は再開せず、上演を終了すると発表した。