バイデン氏、大統領専属医を長年のかかりつけ医に

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バイデン大統領は、新たな大統領専属医に、2009年から自身のプライマリケア医を務めるケビン・オコナー医師を指名した。

ABCニュースによると、オコナー氏は陸軍に22年間務め、この間、第82空挺団体と第75レンジャー部隊、陸軍特殊作戦軍に従軍した。2006年にホワイトハウスの医師に加わった。当初3年の予定だったが、バイデン氏の要望で任務を延長。ホワイトハウスに10年以上仕えた。

2017年に退役し、バイデン氏の個人医師を努めると同時に、ジョージワシントン大学の教授に加わった。

ホワイトハウスに仕えるのは、バイデン政権で3つめとなる。

「The White House Physician: A History from Washington to George W. Bush」の著者、Lud Deppisch氏によると、大統領がかかりつけ医を選ぶのは標準的だが、10年以上ケアをしてきたドクターと一緒にホワイトハウスに来るのは珍しいことだと指摘している。Deppisch氏は、ホワイトハウスの医師の給与は比較的評判が悪いことに加え、大統領のお世話はあまり面白いものではないと説明。「ジョージ・W・ブッシュとバラク・オバマの元では何も起きなかった」と述べた。

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ただし、バイデン氏(78歳)が最高齢で大統領になったことを考慮すると、大統領の健康をより厳しく監督する必要に迫られる可能性がある。

前任のショーン・コンリー医師は、トランプ氏が新型コロナウイルスに感染した際、酸素吸入をした事実をすぐに明らかにせず、誤解を招く報告をしたとして、非難を浴びた。

コンリー氏の前任で、2013年から大統領専属医を務めたロニー・ジョンソン医師は、2018年の記者会見で、トランプ大統領は「信じられないほどよい遺伝子を持っている」と述べ、過去20年間、ヘルシーな食事を20年間撮り続けていたなら「大統領に200歳まで生きるだろうと伝えた」と話し、記者から失笑を買った。

ジャクソン氏はその後、退役軍人省長官に指名されたが、職務中の飲酒や薬の不適切な処方などの疑惑が浮上し、指名を辞退した。昨年11月の選挙で、テキサス州13区から出馬し、連邦下院議員に当選した。