バイデン大統領 息子ハンター氏の愛人の子は孫と認めず

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バイデン大統領(80)が公の場で「孫は6人」と述べ、次男ハンター氏(53)の4歳の婚外子をカウントしなかったとして、物議を醸している

アメリカで親たちが子供に職場見学をさせる「Take Our Kids to Work Day」とされた先月27日、ホワイトハウスにも職員の子供たちが集まり、見学や仕事体験を行った。バイデン氏も子供たちに囲まれながらスピーチをしたが、その際「私には6人の孫がいる。愛おしくて仕方ない。毎日孫と話をしてるよ」と発言。ハンター氏の4歳の婚外子ネイビー・ジョアンちゃんを孫と認めていないことが露わになった。

バイデン氏の孫には、ハンター氏が前妻キャスリーン・ビュールさんとの間にもうけた長女ナオミさん(29)、次女フィネガンさん(23)、三女メイシーさん(22)の3人と、現在の妻メリッサ・コーエンさんの間の息子ボー君(3)、それに亡くなったバイデン氏の長男ボー氏と妻のハリーさん(49)の間の長女ナタリーさん(18)、長男ロバート・ハンター君(17)がいるが、ネイビー・ジョアンちゃんを加えると7人になる。

ネイビー・ジョアンちゃんは、ハンター氏が兄ボー氏の未亡人であるハリーさんと交際中だった2018年、ハンター氏と元ストリッパーのルンデン・ロバーツさん(31)との間に生まれた子供。ハンター氏は当初、ロバーツさんとは性交渉はもちろん会ったこともないとし、ネイビー・ジョアンちゃんの認知も拒否していたが、DNA鑑定でハンター氏の子供であることが判明した。その後は養育費の支払いを要求したロバーツさんに対し、「支払える経済状況にない」として減額を求めて争っている。

ハンター氏だけでなく、バイデン氏もネイビー・ジョアンちゃんを孫と認めていないらしいことは以前にも報じられている。2020年には、NBCのトーク番組「The Tonight Show Starring Jimmy Fallon」に出演したバイデン氏と妻のジル夫人(71)が「孫は5人」と発言している。この頃ボー君がちょうど生まれたばかりだったため単純に忘れていただけと見られ、のちにジル夫人が孫は6人と訂正。しかしネイビー・ジョアンちゃんについてはやはり触れず、7人と言明することはなかった。

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昨年のクリスマスに、バイデン氏が孫たちのためにホワイトハウスの暖炉に飾った靴下も、やはり6つしかなかった。

ネイビー・ジョアンちゃんをめぐっては、ハンター氏とロバーツさんの間で法廷闘争が続いている。ロバーツさんは昨年、バイデンの姓を「高い教育水準、成功、鋭い金銭感覚、政治的権力の代名詞」だとし、ネイビー・ジョアンちゃんにバイデン姓を名乗らせるよう裁判所に申し立てを行った。

これに対しハンター氏は、バイデン姓を名乗れば「平和なあり方」ができなくなるとして、バイデンの姓を使わせないよう訴えた。