バイデン大統領、クオモNY州知事は「セクハラが本当なら辞任すべき」

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バイデン大統領は、17日に放送されたABCニュースのインタビューで、ニューヨーク州のクオモ知事のセクハラ疑惑に関して、調査で真実だと分かった場合は辞任すべきで、訴追される可能性もあるだろうと語った

バイデン氏は「女性は真実を語っていると思われるべきであり、告発によって、スケプゴートにされたり、罰せられるべきではない」と述べつつ、「真実かどうかを判断するための調査は必要だ。それが今、行われていることだ」と語った。

司会者のジョージ・ステファノプロス氏が「調査によって、申し立て内容が確認されれば、彼は辞職するべきか?」と尋ねると、「そうなると思う」と答えた。さらに「おそらく最終的には、訴追されることもありうる」と加えた。

バイデン氏自身も大統領選に出馬した直後、セクハラ疑惑に直面した経験がある。バイデン氏は「申し出るには、大きな勇気が必要となる。一部の人々は異なるが、告発は真剣に受け止められるべきだ」と語った。

バイデン氏は14日、クオモ氏のセクハラ疑惑について「調査結果を待つ必要がある」とのみ語っていた。辞任や訴追の考えを示したのは、今回が初めて。

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インタビューではこのほか、国境南部を訪れる移民が急増している問題に関して、親の同伴者がない未成年は、自国に止まるよう促した。
選挙介入が報じらたロシアのプーチン大統領について、彼は代償を払うことになるだろうと警告した。

7人がセクハラを告発

経済開発局の事務次官だったリンジー・ボイラン(Lindsay Boylan)氏から始まったクオモ氏に対する告発は、その後相次ぎ、これまでに7人が訴え出た。ある州職員の女性は、知事官邸に仕事で呼び出された際に、体を触られたと告発している。

レティシア・ジェームズ州司法長官は現在、2名の外部弁護士を雇い、独立した調査を実施している。

また州議会下院は11日、クオモ氏への違法行為の申し立てを調査するため、司法委員会の弾劾調査の開始を許可した。調査内容には、セクハラ疑惑のほか、クオモ政権による新型コロナウイルスの老人ホームへの対応が含まれる。

州議会は同日、約60人の民主党議員がクオモ氏の辞任を求める声明を発表した。

12日には連邦議会上院トップのチャック・シューマー議員やカーステン・ギリブランド上院議員、下院司法委員会のジェロルド・ナドラー委員長、アレクサンドリア・オカシオ・コルテス下院議員のほか、デブラシオ市長らが辞任を要求している。

一方クオモ氏は「人々を不快にさせた」行為について謝罪したものの、女性に不適切に触れたことはないと繰り返し主張。調査の結果を待ってほしいと訴え、辞任はしないと明言している。