オハイオ州クリーブランドで29日、共和党のトランプ大統領と民主党のバイデン前副大統領による、第1回大統領候補者討論会が行われた。
討論会は開始後まもなく、バイデン氏のスピーチをトランプ氏が何度も遮るなどカオス状態となった。たまりかねたバイデン氏が「君、黙ってくれないか？」「なんて大統領にふさわしくないんだ」などと、咎める場面が話題となった。
トランプ氏は「47年間何も成果がない」などと応酬。司会を務めたFoxニュースのクリス・ウォレス氏もトランプ氏の妨害をやめさせようと、3人が同時に話す場面も頻繁に見られた。
「Shut Up」Tシャツを商品化
バイデン陣営は討論会中、早くも「黙ってて」と書かれたTシャツの発売を開始。The Hillによると、Tシャツにはトランプ氏がムスッとした顔に「Will You Shut Up, Man」と文字が描かれたデザインで、30ドルから33ドルで販売されている。
なお当日は最高裁判所の後任選びや、新型コロナウイルスの対応、経済対策、人種差別問題に関する討論が交わされた。
バイデン陣営は、ニューヨークタイムズがトランプ大統領の納税状況を報じた後にも「I PAID MORE INCOME TAXES THAN DONALD TRUMP」（わたしはドナルド・トランプよりも所得税を納めている）ステッカーを発売し、話題となっている。