第52回スーパーボウル テレビCMベスト10

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第52回スーパーボウルは、フィラデルフィア・イーグルスがニューイングランド・ペイトリオッツを41-33で破り、初優勝を飾った。昨年は、全米で1億1,990万人が視聴する試合中に放送されるCMは、30秒間で平均500万ドル(約5.5億円)ともいわれる。
USA TODAYが毎年開催する、視聴者の投票結果を元にしたアドメーター(Ad Meter)による、今年の人気スーパーボウルCMベスト10を一挙紹介。

1、アマゾン「Alexa Loses Her Voice」


アレクサも大流行のインフルエンザに?アマゾン(Amazon)は、人口知能を搭載したデバイスEcho(エコー)をPR。咳をしたあと、突如話さなくなったアレクサの代わりに、シェフのゴードン・ラムゼイ(Gordon Ramsay)や、女優のレベル・ウィルソン(Rebel Wilson)、ラッパーのカーディ・B(Cardi B) 、俳優のアンソニー・ホプキンス(Anthony Hopkins)ら豪華なセレブが共演し、マイペースな珍回答を行う。創設者でCEOのジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)も登場。アマゾンがアドメーターで1位を獲得するのはこれが初めてとなる。

2、NFL「Touchdown Celebrations to Come」


NFLのイーライ・マニング選手とオデル・ベッカム・Jr選手による映画「ダーティ・ダンシング」(Dirty Dancing)のパロディダンス。

3、バドワイザー「Stand By You」


ビールブランド、バドワイザー(BUDWEISER)は、同社の災害支援の緊急ウォータープログラムを紹介。実際に工場で働く従業員を登場し、ハリケーンや山火事など未曾有の災害に見舞われたフロリダやプエルトリコ、カリフォルニアに対する支援をPRした。

4、ペプシ「DORITOS BLAZE vs. MTN DEW ICE」


ペプシは、2つの人気ブランド、ドリトスと炭酸飲料『Mountain Dew』を初めて1つのCMでPRを行った。『ゲーム・オブ・スローンズ』のピーター・ディンクレイジ(Peter Dinklage)が、モーガン・フリーマン(Morgan Freeman)が、ラッパーのバスタ・ライムス(Busta Rhymes)とミッシー・エリオット(Missy Elliott)の音楽に合わせてクチパク対決。

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5、トヨタ「Good Odds」


トヨタ(TOYOTA)は今年初めて車を使用しないCMを放送。パラリンピックのゴールドメダリスト、ローレン・ ウールステンクロフト(Lauren Woolstencroft)選手をフューチャーした。ウールステンクロフト選手は、両足の膝下と左腕の肘から下がない状態で生まれたが、スキー選手となるまでの道のりを描く。同社の自由な移動「モビリティ」の可能性を世界に広げるキャンペーン活動の一環となる。

6、M&M’S「Human」


レッドM&Mは、道でラッキーコインを拾って、ついに人間となる。「フィラデルフィアは今日も晴れ」で知られるダニー・デヴィート(Danny DeVito)は、道行く人々に「僕を食べる?」と聞くが。。

7、ベライゾン「Answering the Call」


携帯キャリアのベライゾン(VERIZON)は2011年以来となるCMを放送。被災地に最も早く駆けつけるファーストレスポンダーと、実際に救助された人の感謝の声が流され、彼らへの感謝を捧げる取り組み「AllOurThanks.com」を紹介。昨年米国では、ハリケーンや山火事など未曾有の自然災害が相次ぎ、各地で多くの緊急救助電話が必要とされた。

8、「Winter Olympics Best of U.S. | Lindsey Vonn」


2018年平昌オリンピックに出場するアルペンスキーのリンゼイ・ボン(Lindsey Vonn)選手をヒューチャーしたCM

9、ヒュンダイ「Hope Detector」


ヒュンダイ(Hyundai)は、同社が行う小児ガンのリサーチなどを行うチャリティ活動「Hyundai Hope On Wheels」を紹介。フットボールスタジアムで、ガンのサバイバーとオーナーが実際に出会う感動の場面。

10、イートレード「This Is Getting Old」


オンラインバンクのイートレード(E-TRADE)は、アメリカ人の3分の1は、引退後の貯蓄がないため、85歳になっても元気いっぱいに働き続けるおじいちゃんや、おばあちゃんを紹介。メッセージは「今から貯蓄しよう!」