バレット氏、トランプ氏の自己恩赦の権限について回答拒否、最高裁判事指名承認公聴会2日目

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13日、最高裁判事候補のエイミー・コーニー・バレット氏は、上院司法委員会の指名承認公聴会の質疑で、大統領の自己恩赦の権限について見解を述べることを避けた。

コーリー・ブッカー議員(民主党 ニュージャージー州)が「大統領は、合衆国に対する過去または将来の犯罪に関して、自分を恩赦する権限があると考えるか」と問うと、バレット氏は「それは、法律の質問であり、憲法に関する質問だ」とした上で「私がいかに裁定を下すかに関して、ヒントや予告、予測を提供しないという自らの義務に従い、これは答えることのできないものだ」と述べた。

トランプ氏はこれまで、自分に恩赦を与える「絶対的権限」があると主張している。

ブッカー氏はこのほか、大統領が個人として抱える数百億ドルの借金について、貸し手を開示する義務があるかと質問。バレット氏は、係争中の事件だとして「私が意見を述べるものではない」と回答を拒否した。

ニューヨークタイムズは先月、トランプ氏が個人的に4億2,100万ドルの負債を抱えており、この多くが今後数年で返済期限を迎えると報じた。この報道について、民主党のナンシー・ペロシ議長は、外国から借金をしている可能性に言及しつつ、国家安全保障上の問題だと指摘していた。

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ブッカー氏はまた、大統領は平和的な権限移譲を約束するべきかと質問したが、バレット氏は同様に回答することを避けた。