フリーダカーロからクロエキムまで、新バービー人形が登場

1923

国際女性デーを前に、米大手玩具メーカーのマテル社は、実在の人物をモデルにした17体の新たなバービー人形を発表した。新バービーには歴史的な人物から現在活躍中のスポーツ選手や映画監督まで、様々なバックグラウンドをもつ女性が含まれている。

同社の調査によると、81%の母親が、娘たちのお手本となるロールモデルに懸念を抱いているという。上席副社長兼ゼネラルマネージャーのリサ・マクナイト(Lisa McKnight)氏はステートメントで「実在のロールモデルにスポットを当てることで、少女たちは、希望するものになれるということを教えられることにワクワクしている」と新シリーズの投入に期待を語った。

実在の人物が登場

新バービーは2つのシリーズに分かれる。「Inspiring Women」と題するシリーズでは、歴史上の人物が取り上げられ、社会や各分野における貢献など教育的な情報とともに提供する。これらには、女性として初めて大西洋単独横断飛行を成し遂げた飛行士アメリカ・イアハート(Amelia Earhart)、メキシコを代表する現代画家のフリーダ・カーロ(Frida Kahlo)、黒人女性数学者で、人種差別と戦いながらNASA初の有人宇宙飛行の成功へ大きく貢献したキャサリン・ジョンソン(Katherine Johnson)の3名がモデルとなっている。

Amelia Earhart / photo: https://barbie.mattel.com

Frida Kahlo / photo: https://barbie.mattel.com
Katherine Johnson / photo: https://barbie.mattel.com

2015年にスタートした「Shero」シリーズ(sheとheroの造語)には、境界を破り、次世代のインスピレーションとなる女性として新たな14人のバービーが登場。大ヒット映画「ワンダーウーマン」の監督を務めたパティ・ジェンキンス(Patty Jenkins)、平昌オリンピックのスノーボード女子ハーフパイプで優勝を果たしたクロエ・キム(Chloe Kim)の他、ファッションデザイナーやジャーナリスト、女優、起業家など現代社会に活躍する女性たちが含まれている。

Advertisement