身分証求められて逃走?勝率の低い銀行強盗、NY市

73

ニューヨーク市警察は2日、マンハッタンのアッパーウエストサイドで立て続けに5件の銀行強盗をはたらいた男のビデオを公開した。

男の手口は、銀行窓口でメモを差し出すか、口頭で金を要求するというもの。せしめた金額は明らかにされていないが、成果はあまりよくなかったようだ。

amNYによると、最初の犯行は3月30日。午後1時頃、ブロードウェイと110ストリート付近にあるチェイス銀行に押し入った。窓口でメモを差し出して金を要求し、職員から現金を受け取り、逃走した。

この2日後の4月1日、午後1時45分ごろ、ハミルトンハイツにあるチェイス銀行で、同様の手口で金を盗もうとした。しかし職員に拒否され、逃走をはかった。この30分後にも、50ブロックほど南にあるチェイス銀行で強盗を試みたが、再び拒絶された。

この日、立て続けに失敗した男が、ブルーミングミングデールズのアウトレットストア内で、汗をぬぐい、一息つく様子が撮影されている。

Advertisement

男は翌日も2件の犯行を決行した。午前11時頃、72ストリートにあるキャピタル・ワン・バンクでメモを見せ、金を要求した。しかし、職員が身分証明書の提示を求めると、逃走したという。

この約5分後、近くにあるバンク・オブ・アメリカでは、職員が要求に従い、金を奪うことに成功した。

ニューヨーク市警察は男の行方を追っており、有力な情報に懸賞金2,500ドルを提供するとしている。