プレスリーによせすぎ?「エルヴィス」主演俳優のスピーチにツッコミ

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10日に開催されたゴールデン・グローブ賞授賞式で、映画「エルヴィス」で、ドラマ部門の主演男優賞を獲得した俳優オースティン・バトラーのスピーチを巡って、今だに役が抜けていないとツッコミが相次いでいる。

壇上に上がったバトラーは、子供の頃から憧れたクエンティン・タランティーノやブラッド・ピットらのスターを前に、「同じ場所にいるのが信じられない」と感激した様子で話し、素晴らしい俳優と共にノミネートされたことを光栄に思うと語った。主演の機会を与えてくれたバス・ラーマン監督や、共演者のトム・ハンクス、関係者やプレスリー家、他界した母親を含む自身の家族に次々と感謝の言葉を述べ、「最後に、エルヴィス・プレスリー、彼自身だ。あなたはアイコンであり、レベル(反逆者)だ。心から愛してる!」と締め括った。

このスピーチにネットでは、「まるで本人みたい」と感心する声が上がる一方で、「まだこの話し方をしているの?ちょっとうんざりかも」といった否定的な意見も。「スピーチの途中で、エルヴィスの声を切り替えたら面白かったのに」「DUNE2でも、エルヴィス・ボイスで演じるのか知りたい」とからかうコメントも投稿されている。

受賞後、エルヴィス風のスピーチについて記者から質問を受けたバトラーは、「今でも彼のように聞こえると思わないが、多く聞いたからだと思う」と回答。さらに「3年間、別の人物の人生だけにフォーカスしていた。きっと私の中にちょっとしたDNAのかけらがあって、いつも彼につながっていくのだと思う」と語った。

バトラーは以前から自覚しており、昨年放送されたコメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」で、声の変化について自らジョークにしていた。

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