チキンは苦手?ホットドッグ早食い競争の王者、須藤美貴に敗北

ホットドッグ早食い競争のレジェンド、ジョーイ・チェスナット選手が、ニューヨーク州バッファローで開催されたチキンウィングの早食い大会で、須藤美貴選手に敗北を喫した。

レイバーデーの週末、オーチャードパークのハイマークスタジアムで開催された「2023 ナショナル・バッファロー・ウィング・フェスティバル」で優勝したのは、オーストラリア出身のジェームズ・ウェブ選手。12分間で276個のチキンを平らげ、世界新記録を達成した。チェスナットは240個だった。

早食いの女王、須藤美貴(ミキ・スドー)選手は、12分間で246個のウィングを食べ、チェスナットを上回る成績を記録した。

スドーは昨年、産休のため、ネイサンズ・フェイマス・ホットドッグ早食い競争を欠場したが、今年は女子の部で1位に返り咲いた。

優勝したウェブはFoxニュースに「まだ信じられない」「ジョーイを破ったなんて、ぶっとぶ」と興奮気味に語った。チェスナットは、早食い界の「GOAT(史上最高の選手)で、自分のアイドル」と述べ、同じステージに立てたことを光栄に思うと対戦相手を称えた。

チキンを早食いするコツについて、ウィング全体を口に入れてから、先端を引っ張り、歯で骨から肉を引き剥がすのだという。半分消化できる程度になってから飲み込むと秘訣を語った。

早食い大会は、「Wing King」ことドリュー・セルザ氏が2002年に創設した。チェスナットは、チキンの早食いは苦手分野のようで、5年連続敗退している。

バッファロー・チキンとは?

スーパーボウルなどのゲーム観戦に欠かせないバッファロー・チキン。1964年、ニューヨーク州バッファローにあるパブ「アンカー・バー」(Anchor Bar)で生まれたと伝えられている。

オーナーのテレサ・ベリッシモさんが、スープに使用する予定だった手羽先を油で揚げ、ピリ辛ソースであえて、提供した。ブルーチーズのソースを添えるのが特徴だという。同店は現在、ウィング愛好家のメッカとなっている。

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