ホットドッグ早食い競争のレジェンド、ジョーイ・チェスナット選手が、ニューヨーク州バッファローで開催されたチキンウィングの早食い大会で、須藤美貴選手に敗北を喫した。
レイバーデーの週末、オーチャードパークのハイマークスタジアムで開催された「2023 ナショナル・バッファロー・ウィング・フェスティバル」で優勝したのは、オーストラリア出身のジェームズ・ウェブ選手。12分間で276個のチキンを平らげ、世界新記録を達成した。チェスナットは240個だった。
And the winner of the 2023 Wing it On! Chicken Wing Eating Competition is James Webb with 276 chicken wings in 12 minutes. Second place: @joeyjaws with 240, third place: @OMGitsMIKI with 231 and fourth place: @NickWehry with 220 pic.twitter.com/WRk7uqcec4
— Major League Eating (@eatingcontest) September 4, 2023
早食いの女王、須藤美貴(ミキ・スドー)選手は、12分間で246個のウィングを食べ、チェスナットを上回る成績を記録した。
スドーは昨年、産休のため、ネイサンズ・フェイマス・ホットドッグ早食い競争を欠場したが、今年は女子の部で1位に返り咲いた。
優勝したウェブはFoxニュースに「まだ信じられない」「ジョーイを破ったなんて、ぶっとぶ」と興奮気味に語った。チェスナットは、早食い界の「GOAT(史上最高の選手)で、自分のアイドル」と述べ、同じステージに立てたことを光栄に思うと対戦相手を称えた。
チキンを早食いするコツについて、ウィング全体を口に入れてから、先端を引っ張り、歯で骨から肉を引き剥がすのだという。半分消化できる程度になってから飲み込むと秘訣を語った。
早食い大会は、「Wing King」ことドリュー・セルザ氏が2002年に創設した。チェスナットは、チキンの早食いは苦手分野のようで、5年連続敗退している。
バッファロー・チキンとは?
スーパーボウルなどのゲーム観戦に欠かせないバッファロー・チキン。1964年、ニューヨーク州バッファローにあるパブ「アンカー・バー」(Anchor Bar)で生まれたと伝えられている。
オーナーのテレサ・ベリッシモさんが、スープに使用する予定だった手羽先を油で揚げ、ピリ辛ソースであえて、提供した。ブルーチーズのソースを添えるのが特徴だという。同店は現在、ウィング愛好家のメッカとなっている。