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米警察 盗難車誤認で黒人家族を拘束、銃を出してうつ伏せに

コロラド州オーロラで2日、ショッピングセンターの駐車場に停車中の車を警察官が盗難車と誤り、車中にいた黒人の家族を拘束、その後、謝罪する出来事があった。

現場に居合わせた人物が撮影した動画には、6歳から17歳の子供たちが地面にうつ伏せにされ、泣き叫ぶ声が様子が映されている。警察の過剰な対応に、非難の声が上がっている。

NBCニュースによると、突然警察に車を取り囲まれた運転手のブリトニー・ギリアムさんは、従兄弟と妹、娘のネイルケアのために、ショッピングモールを訪問していた。

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警察官は銃を引き抜き、家族に自動車から降りて、地面にうつ伏せになるよう命じたという。子供の年齢は6歳から17歳で、このうちの2人は手錠がかけられた。

オーロラ警察は同局に、警察官は、ギリアムさんの車が盗難報告のあったオートバイのナンバープレートと一致していると思い、「車両停止」を実施したと説明。しかし、ナンバープレートが州違いであることがわかり、「全員の手錠を外し、状況を説明して、謝罪をした」と語った。

また今年、ギリアムさんの車にも盗難報告が出されていたことが、混同を招いた一因だと、説明した。

一方、ギリアムさんは地元テレビ局に対し、自身の車は盗難報告の翌日に戻されたと語り、子供達に手錠をかけ、うつ伏せを強制する理由はないと、対応を非難した。

ギリアムさんは「なぜ他の方法で対処できなかったのか、弁明の余地はない。」と述べ、「”彼女たちに、脇に降りて、お母さん、またはおばさんにいくつか質問をさせてね。”と話すことだってできたはず。異なる対応ができた。」と語った。

オーロラ警察のヴァネッサ・ウィルソン署長は声明で「家族に電話で謝罪をして、特に昨日の出来事で心を傷つけられた子供達に対して、可能な限りの支援を申し出た」と述べた。警察官の対応については、盗難車に関しては「ハイリスクストップ」と呼ぶ対応を訓練しており、これには「武器を抜き、乗客全員を外に出して、地面に伏せるよう命ずることが含まれる」と説明。一方、状況に応じて警察官に裁量を与え、プロセスからの逸脱を許可しなければならないと述べ、「私のチームに新たな対応と訓練を検討するよう指示した」と語った。

女性として初めて署長となったウィルソン氏は、今年1月から暫定署長をつとめ、8月4日に正式に任命された。任命にあたり、ウィルソン氏は地元メディアのインタビューで、地域の主要な問題について「体系的な人種差別」があり、「有色人種の人々が警察の標的にされ、プロファイルされていると感じている」と語り、コミュニティとともに治したいと述べていた。

同市では昨年、黒人男性が拘束後に死亡する事件があった。昨年8月、怪しい人物がいるとの通報を受けた警察官が、コンビニエンスストアから徒歩で帰宅中のイライジャ・マクレイン(Elijah McClain)さん(23)を拘束する際、抵抗を抑えるためにチョークホールドを使用し、さらに現場に呼ばれた救急隊員がケタミンを注射した。マケインさんは病院へ搬送中に心臓発作を起こし、数日後に死亡した。

ギリアムさんの代理人はCBSニュースに、警察の対応は過剰な権限行使だとして、連邦裁判所に提訴する計画を語っている。

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