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米老舗ブランド「アント・ジャマイマ」新パッケージ公開。人種差別で非難

ペプシコは9日、パンケーキミックスとシロップ「アント・ジャマイマ」(Aunt Jemima)の新しい商品名とロゴを発表した。

新ブランド名は、1888年にアント・ジャマイマを立ち上げた企業の名前「パール・ミリング・カンパニー」(Pearl Milling Company)となった。レシピとトレードマークの赤いパッケージは変更されていない。
ジャマイマブランドを傘下に持つクエーカー・オーツ社(ペプシコの子会社)は名前について「包括性を念頭においた」と説明。今後黒人の少女や女性を支援するために、100万ドルを費やすと約束した。新ブランド名の商品は6月に店頭に並ぶ。

ニューヨークタイムズは、アント・ジャマイマのキャラクターは、南北戦争前の南部への憧憬を歌った19世紀のミンストレルソングがルーツにあると説明している。ロゴは何度も変更されており、最近のイラストは1989年から使用されていた(現在は廃止されている)。

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昨年5月末に起きたジョージ・フロイド氏の死亡事件後、人種不平等や体系的差別の撤廃を求める抗議デモが全国で活発化。抗議の声は、奴隷制時代を想起させるシンボルや銅像の撤去にまで及んだ。

昨年6月、アント・ジャマイマのデザインの使用停止を求める声が高まり、SNSでは「Aunt Jemima」がトレンド入りした。

その後クエーカー社は、声明で「われわれはアント・ジャマイマの起源が人種のステレオタイプに基づくものだと認識している」と認め、パッケージの変更を発表した。

ブランド名やパッケージが相次ぎ変更

クエーカー社の発表を皮切りに、エスキモーパイ(Eskimo Pie→Edy’s Pie)や、黒人の女性のボトルを使用したシロップのミセス・バターワース(Mrs. Butterworth’s)、ネイティブアメリカンの女性が描かれたバターブランドのランドオレイクス(LAND O’LAKES)、アンクル・ベンズ(Uncle Ben’s)、クリームオブウィート(Cream of Wheat)、歯磨き粉のコルゲート(Colgate)の中国ブランドDarlie、ディキシービール(Dixie Beer)などが名前またはパッケージを変更すると発表している。NFLのワシントン・レッドスキンズは、チーム名をワシントンフットボールチームに変更した。

食料品チェーンのトレーダージョーズも、トレーダーホセやトレーダーミンなど一部の製品ラインに使用しているブランド名が人種差別的だとして、廃止を求める声が上がった。しかし同社は人種差別ではないとして名称の変更を拒否した。

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