容疑者は1時間以上前に入店、ジョージア州マッサージ店銃撃事件

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ジョージア州にあるマッサージ店3軒で相次いで起きた銃撃事件で、容疑者の男が、最初に発砲した店に1時間以上滞在していたことがわかった

ワシントンポスト紙が入手した店外の様子を撮影した監視カメラの映像によると、ロバート・アーロン・ロング容疑者(21)は、チェロキー郡の「ヤンズ・アジアン・マッサージ」の店先にある駐車場に午後2:30頃に駐車。一時間ほど車内で過ごした後に入店した。店から出てきたのは1時間12分後(午後4時50分)で、すぐに車で走りさった。6分後に警察車両が到着した。

警察が通報を受けたのは午後4時54分だった。

ロング容疑者は、この約一時間後にアトランタにある2つの店で銃撃を繰り返した。その後、車を南に走らせ、アトランタから約150マイル離れたクリスプ郡で身柄を拘束された。フロリダに向かい同様の犯行をしようとしていた。

銃撃で、アジア人女性6人を含む、8人が死亡した。

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ロング容疑者が現場に滞在した時間については、これまで発表されていなかった。店内の行動については明らかにされていない。事件翌日の記者会見で、チェロキー郡保安官事務所は、ロング容疑者が度々同様の店を訪問していた可能性があると話していた。

ロング容疑者は聴取に、自分を性依存症だと述べ、これらの店は取り除かなければならない「誘惑」だと話したという。犯行は人種を理由にしたものではないと主張している。

事件当日の行動もほとんど明らかにされていない。これまで、カントンにあるガンショップ兼射撃場「Big Woods Goods」で、犯行に使用したとみられる9mm拳銃を購入していたことが、店の弁護士の話から判明している。弁護士は、店は法を犯しておらず、捜査に協力して入ると話している。