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米アトランティック編集長 トランプ大統領の「脅しに屈しない」

米誌アトランティックの編集長、ジェフリー・ゴールドバーグ氏は、トランプ大統領の戦没兵への侮辱発言に関する報道について、さらに新たな情報が出る可能性を示した。

6日のCNNの番組「Reliable Sources」のインタビューで、ゴールドバーグ氏は「今後数日、数週間で、これについてより多くの報告と裏付け、新情報がでてくることが十分に期待できる」と語った。

ゴールドバーグ氏は3日、匿名の政府高官の話として、2018年にトランプ氏がフランスを訪問した際、第一次世界大戦で戦った米軍の戦没兵が埋葬されている墓地の訪問に関して、「なぜ墓地に行かなければならないのだ?負け犬で埋め尽くされているじゃないか」と不満を述べたと報じた。さらに、トランプ氏が、ベローウッドの戦いで命を落とした1,800人以上の海兵隊員を「マヌケ」と呼んだと伝えた。

トランプ氏は報道を一貫して否定。3日、記者らに「本当にいるならば、それを言った人々が本当に存在するなら、彼らは腐っていて嘘つきだ」と述べ、「戦死した英雄について、何も言ったことがないことを誓いたい。私ほど彼らを尊敬している人はいない」と反論した。

情報提供者を匿名として報じることについて、ゴールドバーグ氏は、「米国大統領がすすんで脅かすような状況では、われわれすべてが、匿名のソースを使用しなければならない。」と述べ、「この状況では、有権者が知る必要があるとわれわれが判断した情報については、特に4、5、6人の主たる情報提供者や裏付ける人物がいるならば、われわれは匿名を使用する。」と語った。

トランプ大統領が、アトランティックのオーナーのローレン・パウエル・ジョブズ氏を批判的したことについて、ゴールドバーグ氏は、「脅迫であり、威嚇を意図したもの」と述べた。「われわれは米国大統領の脅しに屈しない、われわれの仕事をする」と述べ、「他国の独裁者と違って、彼が好きではないメディアをつぶすことはできない」と語った。

トランプ大統領は6日、ツイッターで、故スティーブ・ジョブズ氏の未亡人、ローレン・パウエル・ジョブズ氏に対して、米誌アトランティックに遺産を無駄遣いしていると攻撃。ジョブズ氏は嬉しくないだろうと投稿した。

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