#MeToo女優アルジェントさん NYタイムズ報道を完全否定

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19日、ニューヨークタイムズは、#MeTooムーブメントのリーダーの1人、女優のアーシア・アルジェント(Asia Argento)さんが、当時17歳の俳優ジミー・ベネット(Jimmy Bennett)さんに対し、ホテルで性的暴行を働いたと報じた。

タイムズの報道によると、2013年当時17歳だったベネットさんをカリフォルニア州マリーナデルレイ(Marina del Rey)のホテルに誘い、オーラルセックスや性交を強制的に行った。2人は、2004米公開の映画「サラ、いつわりの祈り」で親子役として共演している。
2013年の暴行により、ジミーさんは精神的なトラウマを抱え、その後のキャリアにダメージを与えたとして、昨年11月、損賠賠償350万ドル(約3.85億円)を求め、提訴する意図を示した通知書をアルジェントさん宛に送付。今年の4月までに、口止め料として38万ドル(約4,180万円)の和解金をベネットさんに支払ったという。

性的暴行疑惑を否定

タイムズの取材申し出に対し、沈黙を続けていたアルジェントさんは、報道から2日後の21日、ジャーナリストのヤシャー・アリ(Yashar Ali)氏のツイートを通じて、声明を発表した。

声明で、アルジェントさんは、ベネットさんとは一度も性的関係を持ったことはない、と性的暴行報道を完全に否定。ベネットさんが、金銭目的で、多大な要求をしてきたとしている。
ベネットさんに和解金が支払われことは認めたが、当時のボーイフレンドであったセレブシェフ故アンソニー・ボーデイン(Anthony Bourdain)氏が、ベネットさんを「経済的に支援すると、個人的に約束してくれた。」と述べた。ボーデイン氏は、ネガティブな情報が公になることを恐れ、和解金の支払いを引き受けてくれたと主張している。
ボーデイン氏は、今年6月に滞在先のフランスで自殺により死去している。

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これに対して、タイムズはアルジェントさんから取材に対する回答が得られず、反論に4日間かかったことを指摘。検証済みの書類と、複数の情報筋に基づいた報道内容には、自信があると述べている。

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