アリゾナ州の食料品店で、マスクをめぐって揉める父親を、息子が抱えて店外へと連れ出す動画が話題となっている。
SNSに投稿された動画には、ブルーのTシャツを着た男性が「おまえらは、マスクを付けたバカの集まりだ。これは、現実じゃないのに。」「バカに見えるぞ。–顔に小さなナプキンをつけやがって。」などと怒鳴る様子が撮影されている。
周囲に人々が集まると、男性は興奮し始めた。見かねた息子が「父さん、頼むよ」と店の外へと押し出し始めたが、男性の怒りは収まらず、「外に出ろ。どれだけ強いか見せてみろ。俺は、おまえのマスクを取って、殴ってやる。F–ing P–s！」と暴言を連発。
最後には息子が抱きかかえ、店の外へと連れ出した。動画は、わめきながら遠ざかっていく男性に対し、女性が「グッバイ」と見送る場面で終わっている。
ニューヨークポスト紙は、騒動はアリゾナ州南部のツーソン（Tucson）にある食料品で起きたと報じた。The Hillによるとツーソンでは、5歳以上の人に公共スペースでマスクの着用を義務付けている。しかしながら、動画の中ではほとんどの人がマスクを着用していない。
10日に投稿された動画は、600万回以上再生されている。ネットユーザーは、息子に持ち上げられた瞬間、男性はオナラをしたのでは（36秒あたり）と指摘しており、話題にさらに拍車がかかっている。