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「マスク着用を要求すると、刑務所行き」米反マスク団体の活動が話題に

カリフォルニア州で反マスク団体の女性2人が、食料品店でのマスク着用を求めたスタッフに対し、要求は法律違反で、罰金もしくは禁固刑が科せられる可能性があると脅かした。

TikTokに投稿された動画では「Freedom to Breathe Agency」(FTBA)を名乗る女性らが、同店の規定だと述べるスタッフに対し「あなたは個人的に訴えられる可能性がある。法的責任を負うこととなる」と警告する様子が撮影されている。動画は1億回以上再生され、Twitterなどでも拡散されている。

BuzzFeed Newsによると、スタッフのチャベスさんは女性に対し、店内ではマスクを着用するよう伝えると「あなたはそれを要求することはできない」と返答したという。女性は「われわれは憲法上の権利、民法および連邦法が破られることがないことを明確にしておきたい」と述べ、「医師でない人にマスク着用を求めた場合、3-5年の禁固刑と最大100万ドルの罰金が科せられる可能性がある」と書かれた紙を手渡した。女性はFTBAの創設者であるという。

チャベスさんは、2人は買い物に来たのではなく、マスク着用を注意されるのを待っているようだったと語っている。
カリフォルニア州では現在、外出する際は鼻と口をフェイスカバーで覆うよう住民に求めているが、女性は「医学的かつ健康状態、宗教的信念のためにマスクを着用することが許されていない」と主張し、入店したという。

司法省から警告も

呼吸の自由を訴えるFTBAは、過去にも類似の活動を行っている。司法省は6月、FTBAは政府機関とは関係がなく、詐欺だとして警告を発している
団体は司法省の印のついた偽の「マスク免除カード」を配布。これらを所有する人は米国障害者法(ADA)に基づき、店舗内のマスク着用を免れることができると主張していたという。

Department of Justice

女性はBuzzFeedに対し、FTBAは合法的な組織であり、政府機関のなりすましではないと回答している。

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