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米Vogue編集長アナ・ウィンター 退任か?

  • 米ヴォーグ(Vogue)の編集長アナ・ウィンター氏が、今夏以降コンデナスト社を去る可能性が浮上した。同社は報道を否定している。
  • コンデナスト社は、昨年ティーンヴォーグのプリント版を廃止したり、デジタル版のStyle.comを閉鎖したりするなど、大胆な人事異動やリストラを行ってきた。
  • 後任候補については、英Vogueの編集長エドワード・エニンフル氏の名前が挙がっている。

ファッション界と出版界の重鎮、米ヴォーグ編集長のアナ・ウィンター(Anna Wintour)氏が、今夏以降にコンデナスト(Condé Nast)社における全ての職を退く可能性があるとNYポストのページ・シックス(Page Six)が報じた。

現在68歳のウィンター氏は、1988年より30年間に渡り、米VOGUEの編集長を務めている。ウィンター氏は、7月に予定されている娘のビー・シェイファー(Bee Shaffer)氏と、故・伊VOGUE編集長のフランカ・ソッツァーニ(Franca Sozzani)氏の息子であるフランチェスコ・カロッツィーニ(Francesco Carrozzini)氏の結婚式後に、現在のアーティスティック・ディレクター及び編集長の役職を退く予定と、複数の情報筋がPage Sixに語ったという。

後任候補は?

VOGUEを発行するコンデナスト社は、Page Sixの取材に対し、噂を強く否定。ウィンター氏の今後についてコメントは差し控えている。

一方で、米VOGUE編集長の後任候補については、昨年、英VOGUEの編集長に就任したエドワード・エニンフル(Edward Enninful)氏の名前が挙がっているという。2013年からウィンター氏が就任しているコンデナスト社の雑誌を統括するアーティスティック・ディレクターの役職については、不明とされている。

苦戦する出版事業

2017年10月、ウィンター氏を重用してきたコンデナスト社の会長サイ・ニューハウス(Si Newhouse)氏が死去した。
後を継ぎ、現在コンデナスト・インターナショナルの会長を務めるジョナサン・ニューハウス(Jonathan Newhouse)氏は、ウィンター氏に権力が集中しているのを好んでおらず、エニンフル氏を評価しているという。

コンデナスト社は、ティーン・ヴォーグ(Teen Vogue)プリント版の廃止を決定。デジタル版のStyle.comを閉鎖するなど、出版やデジタル事業での苦戦を強いられている。ある情報筋は、1年で1億ドル(約110億円)の赤字となっているとポスト紙は報じている。

また、25年間ヴァニティ・フェア(Vanity Fair)の編集長を務めたグレイドン・カーター(Graydon Carter)氏を退任させ、ラディカ・ジョーンズ(Radhika Jones)とグラマー(Glamour)を16年間担当したシンディ・レイブ(Cindi Leive)を新編集長に就任させたり、グラマーの編集長をサマンサ・バリー(Samantha Barry)に抜擢するなど、大胆な人事異動と共に、100人規模のリストラも発表してきた。
しかし、多くの業界の人は、ウィンター氏のいないVOGUEは想像がつかないという。

ウィンター氏は、コンデナスト社の職を退いた後、イギリスファッション協会など英国に戻って、要職に就くとの噂もあるという。
今年のロンドンファッションウィーク期間中に、エリザベス女王の隣に座る姿が、大きな注目を浴びるなど、個人的なPRの動きも目撃されている。

また、ニューヨークタイムズ紙が、既にウィンター氏の引退に関するインタビューを手配しているとの噂もある。

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