NY市、セントラルパークで黒人に脅されたと虚偽通報の白人女性を起訴

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マンハッタン地区検事長は6日、セントラルパークで黒人男性に脅されたと通報をした白人女性エイミー・クーバー(Amy Cooper)氏を、虚偽通報を行ったとして起訴したと発表した。

サイラス・ヴァンス・ジュニア(Cyrus R. Vance Jr)検事長は、加害者にこの行為の責任を負わせることを強く約束すると述べた。

ニューヨークタイムズによると、クーパー氏には、10月14日に刑事裁判所への出廷を命じる召喚状が出された。有罪判決の場合、条件付き釈放もしくは、コミュニティサービスの実施やカウンセリングなどの義務が科せられる可能性がある。

5月末、セントラルパークのランブルで、犬の紐をつけずに散歩をしていたエイミー氏は、バード・ウォッチャーの黒人男性クリスチャン・クーパー(Christian Cooper)氏に紐をつけるよう注意された。

エイミー氏は要求を拒否。警察に電話をかけ「アフリカ系アメリカ人の男性が、犬と私を脅している」と通報。パニックになった様子で「早く警官をよこして」と要求した。クリスチャン氏は、このやりとりを携帯電話で撮影。SNSに投稿された動画は、白人特権を利用して、黒人の命を危険にさらしたとして大きな批判を浴びた

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動画が話題になった直後後、エイミー氏は務めていた金融会社Franklin Templeton社を解雇された。2年前に引き取ったというコッカースパニエルは、いったん没収されたが、その後エイミー氏に戻された。

タイムズによると、クリスチャン氏は、ハーバード大学の卒業生で、現在通信業界で働いている。著名なバードウォッチャーでもあり、自然保護を目的とするオーデュボン協会の役員を務めているという。