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新型コロナ感染の米国人、ドイツで検疫規則破り、飲み歩き。700人以上が曝露。懲役10年の可能性も

ドイツにある米軍施設に勤務する女性が今月初め、現地の新型コロナウイルスの検疫規則に従わずに外出を繰り返したことで、数十人がウイルスに感染、700人以上が曝露したことがわかった。デイリーメールが伝えた。ミュンヘン検察は「身体的危害を加えた疑い」で捜査を開始しており、最長で懲役10年を求刑される可能性があるという。

女性はフロリダ州出身のヤスミン・アドリ(Yasmin Adli)氏(26)で、ドイツのバイエルン州にある米軍の保養施設エーデルワイスロッジ&リゾートで勤務していた。施設は、米軍で働く人やその家族向けにサービスを提供している米軍のレクリエーションセンターリゾート。

同紙によると、アドリ氏は今月初め、ギリシャ旅行から戻った際、すでに喉の痛みを抱えていた。しかし、ミュンヘン州の検疫規則に従わずに、帰国直後から外出。検査で陽性反応が出る前に、同僚たちと飲み歩いたほか、仕事にも携わっていた。

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関係者の話によると、アドリ氏は9月3日と4日に、バーやアイリッシュパブでパーティに参加。この際、同僚数人とキスをしていたという。

またホテルのカフェでゲストに給仕したほか、会議を準備するなどの仕事に携わった。この中には、アメリカ欧州軍が参加するコロナウイルス感染拡大防止のための会議が含まれるという。

デイリーメールは、アドリ氏から23人が感染し、パーティーを通じて710人以上がウイルスに曝露したと報じている。

施設のある地域の15日時点の統計によると、累計感染者数は59人。このうちエーデルワイスロッジ&リゾートのスタッフが25人を占める。さらに、3人はアドリ氏が足を運んだとされるバーの常連客だという。

現在、ホテルは閉鎖している。施設側は従業員に宛てた文書で、「一部のスタッフが無謀な行動」をしたと非難するとともに、2週間の閉鎖を通知している。

懲役10年の可能性

ミュンヘン検察のAndrea Mayer報道官は15日、身体的危害を加えた疑いでアドリ氏の予備捜査を開始、捜査が現在進行中であるとAP通信に明かした。

また弁護士のArndt Kempgens氏は同紙の取材に、「故意かつ危険な身体的危害に対する刑事責任を問われる可能性がある。」と指摘。「判決は6カ月から10年の懲役になりうる。」と述べている。さらに、地区検察の広報担当、Wolfgang Rotzsche氏は「もし彼女が、危険性を意識した上で行動していたならば、法的に起訴されるべきだ。」と話している。

なお、デイリーメールは、アドリ氏がパーティーに参加した他の同僚たちに対し、陽性反応が出たことを伝えたとされるテキストメッセージのスクリーンショットを入手。公開された画像によると彼女は「私のコロナパーティに来てくれたみんなに感謝を伝えたいし、今の状況について謝りたい。外出時には、自分が感染しているなんて知らなかった。」と述べている。

さらにバイエルン州のMarkus Soeder知事は、この一件を「愚行のモデルケース」と批判。アドリ氏は法外な罰金を請求される可能性があると示唆した。隔離規則に違反した場合、最大2,000ユーロ(2375ドル)の罰金が科せられるが、他人に感染させたり、企業が経済的な被害を被ったりした場合、さらなる罰則や損害賠償責任が発生する可能性があるという。

一方、アメリカ欧州陸軍のスポークスマン、ジョン・トマッシ氏によると、軍は独自調査を行っており、施設の従業員との接触があった人に対して、ウイルス検査を推奨しているという。ただ、過去2週間のうち、どれほどの人が施設を利用していたかについては、いまだ詳細が分かっていないという。

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