元夫ジョニー・デップとの名誉毀損裁判で、陪審員から1,000万ドル以上(13億円以上)の賠償金の支払いを命じられたアンバー・ハード。これらを工面するためか、カリフォル二ア州にある自宅を密かに売却していたことがわかった。ニューヨークポスト紙が報じた。
ハードは2019年、ユッカバレーにある3ベッドルーム・3バスルームの付きの邸宅を、57万ドルで購入していた。しかし先月17日、ニュージャージー州の企業に105万ドル(約1.4億円)で売却していたという。
ハードが売却した物件は、砂漠地域に建てられたもので、敷地面積は約230平方メートル。コテージ風の住宅には、ゆったりとしたリビングルームに加え、豪華なバスタブや特大クローゼット、小さな丘を見渡せるパティオなどが備え付けられているという。ハードは広大な砂漠を背景に、娘と一緒に映った写真をSNSに投稿するなどしていた。


互いを名誉毀損で訴えた裁判では、ハードの主張が一部認められ、陪審はデップに200万ドルの賠償金の支払いを命じた。ハードには800万ドルの支払い義務が残っており、自宅の売却による利益だけでは、焼け石に水だ。代理人のエリーナ・ブレッドホーフト弁護士もハードには賠償金の支払い能力はないとテレビで断言していた。
なおポスト紙は裁判所から入手した離婚に関する書類を元に、ハードは弁護士から「パイレーツ・オブ・カリビアン4」の出演料の半額(1,650万ドル)を受け取るよう助言を受けていたが、それを拒否していたと報じている。この際「お金は問題ではない」と主張したというが、これらを受け取っていれば、状況は違っていたのかもしれない。
最近は節約生活に目覚めたのか、ニューヨークのロングアイランドにあるディスカウントショップ「TJ Maxx」で買い物する姿が目撃されている。しばらくは子育てに専念するとテレビのインタビューで語っていたハードだが、今後の動向にも注目が集まっている。