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世界一の履き心地、オールバーズ(Allbirds)ニューヨーク初の旗艦店オープン

シリコンバレー発祥のシューズメーカー「オールバース」(Allbirds)の靴は、羽毛のように軽く、ふかふかとした履き心地、環境に配慮した天然素材と、ミニマルなデザインな特徴だ。2015年に創業され、テック業界のエグゼクティブやミレニアルを中心に人気が広まり、ニューヨークでも愛用する人が増えている。

オールバーズは、4日、SoHo付近のスプリング・ストリート(Spring Street)に、ニューヨーク初のフラッグシップ店をオープンした。

オールバーズ Allbirds
@Allbirds

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新店の売り場面積は、4,800平方メートルあり、1年前にオープンしたプリンス・ストリート店(現在は閉店)の5倍以上の広さとなる。
以前の店は、休日は大勢の人で混雑し、座るスペースもないほどだったが、新店では、椅子に座り、ゆっくりと履き心地を試すことができる。

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@Allbirds

キッズライン「スモールバーズ」(Smallbirds)の販売を開始。木の繊維のシューズや、糖で作られたフリップフロップ(サンダル)も取り扱う。

来年は米国内に8店舗を出店

現在サンフランシスコとニューヨークに店舗を有するオールバーズは、来年、シカゴやボストン、ロサンゼルス、ワシントンDCなど米国内に8店舗を新たにオープンさせる予定だ。また、トロントほか、海外進出も行うという。

オールバーズの魅力とは

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©Allbirds

オールバーズは、ニュージーランドのサッカースター、ティム・ブラウン(Tim Brown)氏(37)と、バイオテクノロジーのアントレプレナー、ジョーイ・ズウィリンガー(Joey Zwillinger)氏(37)が、2015年にサンフランシスコで設立した。

サッカーチームの副キャプテンを務めていたブラウン氏は、友人のためにレザー製シューズを作るなどデザインが好きだったが、それらの靴は履き心地の悪いものだったという。

地元に数千万匹といる羊のメリノウールの高い品質と、安定した供給量に目をつけたブラウン氏は、2014年にウールのシューズを作るキャンペーンをKickstarter(キックスターター)上で開始。わずか4日間で12万ドル(約1,300万円)を売り上げた。ブラウン氏自身も反響の大きさに驚き、慌ててキャンペーンを終了させたという。

キャンペーン終了後、ブラウン氏は妻の親友を通じ、シリコンバレーで、石油の代わりに藻類オイルを販売する研究を行っていた、バイオエンジニアのズウィリンガー氏と出会う。シューズのサプライチェーンに関するアドバイスを得るため、北カリフォルニアに向かったブラウン氏は、ズウィリンガー氏と意気投合し、革新的なウール素材を使ったシューズ・ビジネスを立ち上げることとなった。

ブランドの名前は、ニュージーランドに探検者が到達したら、恐らくこう言うでだろう「It’s all birds」(鳥だらけだ)、そして、ズウィリンガー氏が、熱狂的なバードウォッチャーであることから「オールバーズ」と名付けられた。

軽くてミニマルなデザイン

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シューズには、サステイナブルな環境で育てられたヒマシ油と、17.5ミクロンの細いメリノウールで作られたソフトで軽い素材が使用されている。インソールやかかと部分には、低反発フォームがついており、衝撃性も少ない。ロゴは、探さなければ見えないほど控えめで、ミニマルなデザインとなっている。
靴下を履く必要がなく、洗濯機で洗うことも可能だ。

現在は、ウールの他に、ユーカリの木を使用したメッシュタイプの素材も発売。通気性に優れた夏にもぴったりのデザインだ。価格は95ドル(約10,500円)

テック系から厚い支持

2016年中旬頃には、テックリーダーたちが、ツイッターやスナップチャットにオールバーズの写真をアップし始めた。そのうち、完売するサイズが現れるなど、突如ブームがやってきたという。

ニューヨークタイムズによると、シリコンバレーの人々は、服選びよりも仕事に時間を費やすため、ユニフォームを好んで着用するという。グレーのTシャツを愛用するFacebookのCEO、マーク・ザッカーバーグ氏に代表されるように、テック界のリーダーは、独自のドレスコードを持っている。
若い起業家は、ベンチャーキャピタル層の人が、彼らに似た人々に投資する傾向があると知っており、現在オールバードの着用に落ち着いていると同紙は述べている。

グーグル社の共同創設者のラリー・ペイジ(Larry Page)氏、ツイッター社の元役員のディック・カストロ(Dick Costolo)氏、ベンチャーキャピタリストのベン・ホロヴィッツ(Ben Horowitz)氏やメアリー・ミーカー(Mary Meeke)氏らも、同ブランドの靴を愛用している。

Business Insiderによると、プリンスストリート店の開設にあたり、投資会社のタイガー・グローバル(Tiger Global)が、1,750万ドル(約19.3億円)を投資した。同ブランドは、2015年の設立以来、2017年9月までに、合計2,750万ドル(約30億円)の資金調達に成功している。

ブラウン氏とズウィリンガー氏は、卸売などの中間業者を排除し、低価格で商品をオンラインで販売する「エバーレーン」(Everlane)や、低コストでデザイン性の高いアイウェアブランド「ワービー・パーカー」(Warby Parker)を愛用する人々に商品を訴求していきたいと考えている。
なお、ウェービーパーカーの創業者2人は、オールバーズへの投資も行っている。

オールバーズだけでなく、ワービー・パーカー、エバーレーン、マットレスのキャスパー(Casper)などeコマースで成功したブランドが、実在の店舗を出店する傾向が続いている。

Allbirds

住所:73 Spring St, New York, NY 10012
営業時間:午前10時-午後8時(日-土)、午前10-午後6時(木)
www.allbirds.com

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