NY市 61歳のアジア人男性が暴行被害 ヘイトクライムで調査

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ニューヨーク市のイーストハーレムで23日夜、61歳のアジア人男性が路上で突き倒され、殴る蹴るの暴行を受ける事件があった。

ニューヨーク市警察(NYPD)によると午後8時20分頃、イースト125ストリートと3アベニュー付近で、見知らぬ男が背後から近づき、男性の背中を殴った。男は地面に倒れた男性の頭部を何度も蹴った後、現場から逃走した。

救急隊員が駆けつけ、男性を近くの病院に搬送した。重傷を負ったが、容態は安定しているという。

NYPDは男の写真と監視カメラの映像を公開し、情報の提供を呼びかけている。男は黒いジャケットとズボン、白いスニーカーを着用し、マルチカラーのキャップをかぶっていた。ヘイトクライムタスクフォース部門が捜査を開始している。

ニューヨークポスト紙によると、被害にあった男性は空き缶やプラスチックボトルをショッピングカートに入れ、押していたという。
午後9時頃、付近を通りがかったバス運転手が、男性が意識を失い倒れていると警察に通報した。

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NYPDによると、アジア人に対するヘイトクライムは、今年47件報告されている。昨年全体で33件だった。