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NY市、殺人件数が昨年を上回る。前年比40%増

ニューヨーク市で今年発生した殺人件数は321件となり、昨年全体の319件を上回った。昨年1月1日から9月14日までの殺人件数は230件で、40%近く増加している。

NY1によると、このペースが続いた場合、1990年以来の増加率になるという。なお1990年の殺人件数は、2,200件を超えていた。
過去20年間で最も殺人件数が多かったのは2001年で、646件だった(同時多発テロ事件での死者数を除く)。最も少ないのは2018年で、289件だった。

なお14日時点での発砲件数は1,095件(前年比93%増)、負傷者は1,348件(前年比103%増)となっている。

発砲や殺人の増加に関して、デブラシオ市長や警察、議員らは新型コロナウイルスのパンデミックが要因の一つと主張している。
裁判所システムが正常に機能しなかったことや、囚人の一時的な解放、刑事司法改革による保釈制度の改正、失業率の増加、抗議活動による混乱、ギャング同士の確執などが挙がっているが、法律学の専門家は具体的な要因は特定できないとしてる。

警察部門の改革に不満を抱く警察官による怠業との批判も寄せられているが、ニューヨーク市警察はこれを否定している。

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