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NY市 3歳児が5階から落下 奇跡的に助かる

ニューヨーク市のブロンクスで、アパートメントの5階から落下した3歳児が、奇跡的に一命を取りとめた。

NBCニュースによると、無事に助かった男の子の名前はホセ君。目撃者は、1階にある事務所のテント看板がホセ君の命を救ったようだと話している。

付近の監視カメラの映像には、歩道に落ちたホセ君が、よろめきながらも立ち上がろうとする様子が映っている。

通行人がすぐにホセ君を発見し、救急隊に連絡した。隊員が到着するまでの間、1人の男性が腕に抱えて介抱した。

この日、家には母親と姉、叔母がいた。ホセ君はダウン症で、家族はいつも目を離さないように注意していたが、落下の際、居場所を見失っていたという。家族は、ホセ君が窓のエアコンの横に取り付けたボール紙を取り外したと話している。

アパートの管理人によると、窓にはもともとウィンドウガードが取り付けられていたが、エアコンを取り付けるために取り外されていた。現在は、ガードが戻されている。

母親は、ホセ君の身に何が起きたかを気がついた時、死亡したと思い込み、恐怖で階下に行くことができなかったという。代わりに駆け下りた叔母はNBCニュースに、ホセ君は「泣いていなかった」と話し「何が起きたのか不思議がっている様子」だったと語った。

ニューヨーク市警察はこの一件を事故として扱い、立件しないとしている。

ホセ君は大腿骨を骨折し、治療のために1カ月間入院する必要があるという。

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