ジョージオーウェルの小説の舞台版「1984」のブロードウェイ公演で、女優のオリヴィア・ワイルドが、ブロードウェイデビューすることが発表された。
オリヴィアはニューヨーク生まれ。ホアキン・フェニックス主演の映画「Her」や「Rush」に出演している他、マーティン・スコセッシとミックジャガーをエグゼクティブプロデューサーに迎えたHBOの人気ドラマ「Vinyl」にも出演。今回ブロードウェイ初登場となる。
Deeply honored, and beyond excited to help tell this terrifyingly relevant story on Broadway this summer. Come check it out! #1984play https://t.co/6LxkopoOEB
— olivia wilde (@oliviawilde) 2017年4月3日
舞台ではオリヴィアが「ジュリア」役を務める他、トニー賞受賞俳優、リード・バーニーが「オブライエン」を、トム・スターリッジ「ウィンストンスミス」役として参加。
プロデューサーは、「Harry Potter and the Cursed Child(ハリーポッターと呪いの子)」のプロデューサーでもあるSonia Friedman(ソニア・フリードマン)と Scott Rudin(スコット・ルーディン)が担当。ロンドン公演の翻案と監督を務めたRobert Icke(ロバートイッケ)が監督をつとめる。
ジョージ・オーウェルの小説「1984」(1949年出版)は、全体主義が支配する反ユートピア的な社会の恐怖を描いた作品。1月に、大統領顧問ケリーアン・コンウェイ氏の「Altanative Fact(代替可能な事実)」発言で注目され、米国アマゾンでベストセラーとなるなど、出版から60年以上たった現在、再び脚光を浴びている小説。
プレビューは、現在、ジェイク・ギレンホールが主役の舞台「Sunday in the park with George」を上演しているハドソン・シアターで、5月18日よりスタート。6月22日にオープン予定だ。
Hudson Theater(ハドソン・シアター)
139-141 W 44th St, New York, NY 10036