「地下鉄サーフィン」15歳の少年が死亡

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ニューヨークで1日、走行中の地下鉄の車両の屋根に乗る行為「地下鉄サーフィン」をしていた15歳の少年が、落下して死亡する事故が起きた。

地元テレビ局Pix11によると、少年は午前11時半ごろ、ブルックリンのウィリアムズバーグブリッジを南方面に走行するJトレインの上に乗っていた。マーシーアベニュー駅付近で、屋根から線路に転落し、給電レールに接触した。その場で死亡が確認されたという。

▼事故直後の様子

事故の影響により、乗客700人が避難を余儀なくされた。さらに上下線ともに運休となった。

MTAの度重なる警告にもかかわらず、地下鉄サーフィンの件数は急増している。今年5月時点の件数は449件で、前年から560%以上増加したと報じられた。TikTokなどを中心に屋根で飛び跳ねたり、ダンスをしたりする動画が投稿、拡散されており、急増の背景に、SNSの問題を指摘する声も上がっている。

▼ウィリアムズバーグブリッジを走行する電車で地下鉄サーフィンをする若者

大けが、または死亡するケースも繰り返し起きている。クイーンズのジャクソンハイツでは8月、15歳の少年が車両の上から転落。別の電車にはねられ、左腕の肘から下を切断する大けがを負った。今年6月には、クイーンズの111ストリート駅で、車両の上にいた15歳の少年が頭部をぶつけ、意識不明の重体となった。昨年には、ブルックリンとマンハッタンを結ぶウィリアムズバーグ・ブリッジを走行中の車両から男性が落下。対向車両にはねられ死亡した。

ニューヨーク市警察は1日、「車両の外に乗るサブウェイ・サーフィンは違法行為であるだけでなく、極めて危険」だとして、改めて警告を出した。

ウィリアムズバーグ地域の指導者はPix11に対し、地下鉄サーフィンを行う若者が増加している背景について、黒人とヒスパニック系の若者に「リソースが行き渡っていない」ためだと主張。「楽しむための手段や方法を自ら見つけるが、それは大抵安全ではない」と語っている。