NY女子大生殺人刺殺事件、14歳少年に禁固18カ月。両親は非難

76
テッサ・メジャーズ
©mashupNY

昨年バーナード大学の女子大生テッサ・メジャーズ(Tessa Majors)さんが刺殺された事件に関して、家庭裁判所は15日、14歳の少年に対し第1級強盗罪で18カ月の禁固刑を言い渡した。

少年はその間、児童サービス局(ACS)の監視下におかれ、少なくとも6カ月間少年拘置所で過ごす。ACSは少年を釈放し、コミュニティ内での進捗を監視する裁量を有するという。

バージニア州シャーロッツビル出身のメジャーズさんは、昨年12月11日夜、アッパーサイドのモーニングサイドパークで3人の少年に出くわした。訴状では、少年らが携帯を奪おうとして、抵抗したメジャーズさんともみ合いになった際、胸などを刺されたとしている。同事件は、有色人種の少年らの関わりから、1989年にセントラルパークで起きた白人女性の強姦事件を引き合いに出す報道もあり、慎重な捜査が行われた。

ニューヨークタイムズによると、両親は判決について「この殺人事件に、未成年の当事者はいない」と述べた。さらに訴訟内で用いられた言語に関して、「テッサは事故で死んだのではない。」と非難。当初訴追された第2級殺人罪ではなく、司法取引の結果、第1級強盗罪となったことに不服を述べた。

家庭裁判所の判事は、少年はテッサさんに触れておらず、主要な当事者でないことや、過去に逮捕歴がないと述べた。

Advertisement

殺害に関わった他の2人の少年、ラシャウン・ウィーバー(Rashaun Weaver)容疑者とルチアーノ・ルイス(Luchiano Lewis)容疑者は、成人とみなされ、殺人および強盗罪で訴追されている。