NY市で発砲事件相次ぐ。1日で14人死傷

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ニューヨーク市では20日から21日にかけて10件の発砲があり、3人が死亡、11人が負傷した。

abcニューヨークによると、ブルックリンでは、23歳の男性が頸部を撃たれ、搬送先の病院で死亡。ブロンクスでは、60歳と44歳の男性が銃弾を受け、死亡した。

発砲事件は80%増加

市内では先週末、14日朝から16日未明にかけて、32件の発砲事件があり、43人が負傷した。グランドセントラル駅構内でも発砲があり、1人がけがを負った。

クオモ知事は月曜日の会見で、市内の銃暴力の増加について言及。発砲事件数は昨年に比べ、79%増加したと発表した。
自治区別ではブロンクス60%増、ブルックリン102%増、クイーンズ75%増、スタテンアイランド108%増、マンハッタン54%増で、犠牲者の90%は黒人およびヒスパニックのマイノリティだという。

発砲事件は、州全体で増加傾向にあり、州都のオールバニー郡では240%増、バッファロー郡66%増、シラキュース郡130%増となっている。

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クオモ氏は州内の500区域の警察署に対し、書簡でコミュニティと法執行機関の緊張や、信頼関係の欠如に対する緊急の危機に対応することが必須だと、警告を促したことを明らかにした。

トランプ大統領も先週末の銃撃数の増加を受け、「厳しく取り締まれ。もしNY市長ができないなら、私がやる」とツイートしている。