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NY市、1週間の発砲事件が前年比300%増加

ニューヨーク市で25日、12時間で8件の発砲が発生。少なくとも1人死亡、10人が負傷した。

PIX11によると、イーストハーレムで午後6時15分ごろ、7歳の少女と19歳の男性が足を撃たれ負傷した。その後午後7時45分ごろ、マンハッタンのハミルトンハイツ(Hamilton Heights)付近で1人の男性が足を撃たれた。
午後11:30頃には、ブロンクスのフォーダムハイツ(Fordham Heights)で発砲事件が発生し、2人が負傷。
午前12時30分頃には、フラットアイアン地区のマディソンスクエアパーク付近で、19歳の女性と21歳の男性が撃たれ、病院に搬送された。胸部に弾を受けた女性は、その後死亡が確認された。
その後もブロンクスや、ブルックリンのベッドスタイ(Bedford-Stuyvesant)、イーストハーレム、クイーンズで発砲による負傷者が相次いで報告されている。

発砲事件は前年比300%以上増加

ニューヨーク市では先週も12時間で13件の発砲が発生。1人死亡、19人が負傷している。

ニューヨーク市警察(NYPD)の犯罪統計によると、先週市内で発生した発砲事件は、前年同時期に比べ300%以上増加した。7月15日から22日の間の発砲事件は56件で、前年同時期は18件だった。

ミネアポリスの黒人男性、ジョージ・フロイドさんの死亡事件をきっかけに、全米では警察改革や、警察部門の財源を削減し、社会保障分野への再分配を求める「デファンド・ポリス」(Defund Police)の声が高まっている。
デブラシオ市長は7日、NYPDの財源を削減し、若者と社会福祉の分野に再分配すると約束した。また、ニューヨーク市議会は、NYPDの予算60億ドルから、10億ドルを削減する計画を提出した。

NYPDのダーモット・シエイ警察委員長は先週15日、私服警官の防犯部隊(anti-crime units)を即時解散すると発表。凶悪犯罪や銃暴力を取り締まる同部隊は600人が所属しており、別の部隊へと配置換えされた。

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