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NY市 再び閉鎖の可能性も。一部で新型コロナ感染拡大

ニューヨーク市保健局は、一部の地域で新型コロナウイルスの集団感染が発生したことを受け、感染者の増加が続く場合、来週にもこれらの地域で学校や事業閉鎖などの規制を再導入すると警告した。PiX11が報じた

保健当局は今週、ブルックリンのウィリアムズバーグやミッドウッド、ボローパーク、ベンソンハースト、クイーンズのキューガーデンなどで感染が急増していると発表した

これらの地域は超正統派ユダヤ教徒のコミュニティがある。パンデミックの初期に、感染被害が最も大きかったエリアで、4月下旬までに約700人が新型コロナウイルスの感染により死亡した。

市の検査の陽性率は過去2カ月間、1%から2%を維持しているが、ミッドウッド、ボローパーク、ベンソンハースト地区の陽性率は4.7%となっている。
保健当局は、市内の新規感染者の約4分の1は、超正統派のユダヤコミュニティーで広まったと推定している。

今週末からヨーム・キップール(Yom Kippur)や、スコット(Sukkot)などユダヤ教徒の祭典が控えているため、保健局は特に警戒感を示している。これらの地区で、マスク着用やソーシャル・ディスタンスの順守を求めるため、調査を開始すると発表した。

さらに感染拡大が続く場合、経済再開後初めて「活動縮小を命じる」と述べた。10名以上の集会の禁止や、マスク着用を拒否した場合の罰金、私学やケアセンターの閉鎖、非必須事業の閉鎖などを検討している。

デブラシオ市長は前日の会見で、集団感染が発生した地域については、感染拡大を防止し、厳しく取り締まると発表している。

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