バイデン氏が全国で8ポイントリード、トランプ氏勝利の鍵を握る接戦州の状況は?世論調査

88

モーニグコンサルトが実施した世論調査では、全国でバイデン氏がトランプ氏を8ポイント(51.9%-43.9%)リードする結果となった。

また接戦州の中でも多くの選挙人を抱えるフロリダ州(29人)とペンシルベニア州(20人)では、バイデン氏がそれぞれ6ポイント、9ポイントと誤差の範囲を超えてトランプ氏を上回った。カリフォルニアに次いで選挙人が最も多いテキサス州(38人)は同率だった。

クック・ポリティカル・レポートは現在、フロリダ、ジョージア、アイオワ、メイン第2選挙区、ノースカロライナ、オハイオ、テキサスを互角と評価。これに加えて、アリゾナ、ミシガン、ミネソタ、ネブラスカ第2選挙区、ネバダ、ニューハンプシャー、ペンシルベニア、ウィスコンシンで接戦を予想している。

同社の評価によると、トランプ氏は、互角州をすべて制することができたとしても、選挙人の過半数(270)に及ばない。勝利するには、これらに加えて、アリゾナ、ミシガン、ミネソタ、ウィスコンシン、ペンシルベニア、ネバダ、ニュー・ハンプシャーのうち少なくとも2州で勝たなければならない。

モーニングコンサルタントの調査では、バイデン氏は、ウィスコンシン(+13)、ミネソタ(+9)、ミシガン(+7)でもトランプ氏を誤差の範囲を超えてリードしていることがわかった。

Advertisement

一方、上院選で激戦が予想される9州について、民主党はコロラド、ミシガン、ノースカロライナでリード。共和党はアラバマ、ケンタッキー、テキサスで民主党を上回った。アリゾナ、ジョージア、サウスカロライナは誤算の範囲内だった。

民主党がリードしている州のうち、コロラドとノースカロライナは現職が共和党。一方、現職が民主党のアラバマは共和党に奪還される可能性が高い。

なお現在の上院全体の議席数は共和党53-民主党47。民主党が上院をコントロールするためには、4議席伸ばさなければならない(副大統領による議長決裁票を考慮すると、バイデン-ハリスペアが勝利した場合は3議席)。

全国調査は、14,663人の有権者を対象に10月29日から31日に実施した。誤差範囲は±1%。各州の調査は、10月22日から31日に実施。727人から4,451人の有権者から回答を得た。誤差範囲は±2ポイントから±4ポイント。