フィアレスガール像、ニューヨーク証券取引所前へ移設

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ジェンダーダイバーシティを象徴する銅像「フィアレスガール」(恐れを知らぬ少女、Fearless Girl)は10日、移設が完了し、ニューヨーク証券取引所(NYSE)前に再び姿を現した。

約120センチの少女像は、昨年3月7日インターナショナルウーマンズデーの前日、資産運用会社のステート・ストリート・グローバル・アドバイザー(State Street Global Advisors)が、チャージングブル(Charging Bull)に対峙する形で設置した。
毅然とした姿でブルに立ち向かう少女の姿は、翌日から大きな話題となり、当初1週間の設置予定だったが、複数回の延長を経て、今年2月に常設化が決定していた。

フィアレスガール Fearless Girl
新たな設置先となったニューヨーク証券取引所 ©mashupNY
フィアレスガール Fearless Girl
©mashupNY
フィアレスガール Fearless Girl
©mashupNY

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーは、フィアレスガールは次世代の女性リーダーーに勇気を与えたとし、同社が役員が男性のみで構成されている世界の企業約1,200社以上に働きかけた結果、うち300社以上が女性の役員を選任したと声明で成果を報告した
「像は企業や投資家たちに対し、女性のリーダーシップが、ビジネスにプラスになるということを常に思い出させ、さらなるインパクトをもたらしてくれるでしょう。」と今後の期待を語った。
今後もジェンダーダイバーシティの推進を継続するとしており、来年は日本やカナダの企業に対しても、同様の働きかけを行っていくと述べた。