米老舗玩具店FAOシュワルツ ロックフェラープラザに11月16日オープン

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1862年創業の米老舗玩具店、FAOシュワルツ(FAO Schwarz)がニューヨークに戻って来る。親会社のスリーシックスティ・ブランズは11月16日、ロックフェラープラザ(30 Rockefeller Plaza)に旗艦店をオープンすると発表した

当時の親会社トイザらス(Toys”R”Us)は2015年、映画「ビッグ」などに登場した有名な5番街の旗艦店を閉鎖。その後、カリフォルニアのスリーシックスティ・ブランズ(ThreeSixty Brands)が、FAOシュワルツを買収した。
同ブランドは昨年より、メイシーズ(Macy’s)やバーグドルフ・グッドマン(Bergdorf Goodman)など全米約3,000店舗でポップアップ店を展開していた。

新店舗の売り場面積は約2万平方フィート。おもちゃの兵隊やジャイアントピアノなども復活する予。8月にはオープンに向けたスタッフ募集を開始していた。

FAO
©mashupNY

ポップアップ店を全世界で展開

スリーシックスティ・ブランズは、FAOシュワルツの世界展開を目指している。

今年のホリデーシーズンには、カナダの百貨店ハドソンズベイ(Hudson’s Bay Co)の全89店舗にポップアップ店をオープンする。
イギリス・ロンドンの百貨店セルフリッジズ(Selfridges)や、スペイン・マドリードの百貨店エル・コルテ・イングレス(El Corte Ingles)、オーストラリア最大の百貨店マイヤー(Myer) のシドニーやメルボルン店にもホリデーショップを展開する。

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中国では、玩具流通最大手のキッズランド(Kidsland)と提携し、2019年3月、北京に2万7千平方フィートの旗艦店をオープンする。
スリーシックスティ・ブランズ今年2月、今後5年間で北京と上海で旗艦店や専門店を30店舗、デパート内に200店舗をオープンする計画を明らかにした。