NY市警察 ブラックライブズマターのリーダー拘束

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ブラックライブズマター リーダー ホークニューサム
mashupNY

大統領選を2日後に控えた1日、マンハッタンで反トランプ派の集団が警察官と衝突。この中で、ブラックライブズマター・ニューヨーク支部のリーダーが拘束された。

ニューヨークポスト紙によると、騒ぎがあったのは午後1時ごろ。チェルシーの24ストリートと10アベニュー付近で、警察官と反トランプ派が衝突した。この直前には、マディソンスクエアパーク付近でトランプ支持者と対立する場面が見られていたという。

SNSに投稿された映像では、プロテスターが警察官ともみ合いになる様子や、前に立ちはだかる警察官に対し「レイプ犯人や殺人の本当の犯罪を取り締まれ」と抗議する姿が撮影されている。

この騒ぎで11人がニューヨーク市警察に拘束された。この中には、ブラックライブズマターのニューヨーク支部の共同創設者ホーク・ニューサム(Hawk Newsome)氏(43)が含まれていた。同氏は、公務執行妨害や2件の治安紊乱行為で出頭を命じられたという。

ジャーナリストを名乗るコロンビア大学の男性(38)と、ドキュメンタリーを撮影していたカリフォルニアの男性(27)も拘束された。警察の発表では、2人は取材許可証などを所持していなかったという。

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トランプ支持者は車で行進

なお週末はトランプ支持者が、各地を車で行進する様子が報じられた。近隣州のニュージャージーでは、ガーデンステートパークウェイやタリタウンのマリオクオモ橋で、一般車両の交通を遮断する様子がSNSに投稿されている。

テキサス州では30日、高速道路上でトランプ支持者の車数十台が、バイデン陣営のキャンペーンバスをとり囲み、嫌がらせを行う出来事があった。この件で米連邦捜査局(FBI)が捜査しているとの報道に対し、トランプ氏は2日「これらの愛国者たちは悪いことはしていない」とツイッターで支持者を擁護した。